メタバースとは-仮想空間でファッションを楽しむ
メタバースというと、ゲームのイメージが強いかもしれません。
しかし、近年ではビジネスでも活用されるようになり、ファッション業界でも1つのキーワードとなっています。
ファッション業界を目指す方にぜひ注目していただきたい「メタバース」について、概要や活用事例をご紹介します。
目次
メタバースとは?
メタバースとは、現実世界とは異なる仮想空間のことです。
自分の分身「アバター」を通して、仲間とコミュニケーションを取る、仕事をする、買い物をするなどさまざまな活動ができます。
オンラインゲームをイメージすると分かりやすいでしょう。
オンラインゲームではキャラクターを操作して、他のプレイヤーとの対戦やアイテムの購入などができますよね。
メタバースは元々エンターテイメントの分野で活用されてきましたが、最近ではビジネスで活用される機会も増えています。
リアルで開催されていたイベントがメタバースで開催される、メタバース内のアイテムが現実でも購入できるなど、メタバースはより現実に近いものとなり、重要性が高まっています。
ファッション業界で活用されるメタバース
ファッション業界でも、メタバースは活用されています。
ここからは、ファッション業界でのメタバースの活用事例をご紹介しましょう。
メタバースファッションウィーク
2022年3月24日〜27日、史上初のメタバースファッションウィークが開催されました。
ドルチェ&ガッバーナやエトロ、トミー ヒルフィガーなど、世界的に有名なブランドが参加。
ゲストはアバターを操作し、ランウェイショーやアフターパーティーなどを楽しむことができます。
ゲストが自由にランウェイを歩いたり、現実世界では実現できないシルエットのファッションがお披露目されたりと、メタバースならではのショーとなりました。
ゲームアイテム
数々のファッションブランドが、ゲーム内で着用できるデジタルファッションを発表しています。
例えばバレンシアガは、世界中で人気のオンラインゲーム「フォートナイト」でゲーム用のデジタルファッションを発表。
同じアイテムが、リアルでも販売されました。
ファッション業界がメタバースを活用する理由
ファッション業界がメタバースを活用する理由は、次の2つです。
イノベーションが求められているから
パンデミックによりさまざまな行動が制限される中、移動や対面でのコミュニケーションが不要なメタバースは、ファッション業界を始めさまざまな分野で活用されるようになりました。
またサステナブルの観点でも、メタバースは有効です。
ファッション業界では生産時の環境負荷や、大量廃棄などの問題を解決するため、サステナブルファッションが注目されています。
環境負荷がかからず、廃棄という概念もないデジタルファッションは、今やサステナブルファッションの選択肢の1つとなっています。
メタバースでのファッションが重要視されているから
メタバースは次世代SNSとも言われ、若い世代を中心に広がっています。
メタバースの重要性が高まる中、アバターは単なる仮想上のキャラクターではなく「大切なもう1人の自分」になりつつあります。
現実世界で好きな服を着て自己表現をするのと同じように、メタバースでもファッションが重要視されているのです。
メタバースでファッションを学ぶ
実はファッション業界だけでなく、ファッションの教育現場でもメタバースの活用が始まっています。
服飾ファッション専門教育機関のエスモード パリ校では、2022年9月からメタバースの授業を新規開講します。
ファッション業界のイノベーションに欠かせないメタバース。
学生のうちから日常的に触れることで、大きなアドバンテージになりそうですね。
メタバースをテーマにしたオンラインセミナーを開催!
エスモードジャポンでは、メタバースをテーマにしたオンラインセミナーを5月から開催します。
パリ校でメタバース授業を担当するフランス人講師をお招きした、特別セミナーです。
ファッション業界でのメタバースの活用事例を知りたい方、エスモードのメタバースの授業について知りたい方におすすめ!
詳細は、エスモードジャポンのオープンキャンパスページでチェックしてみてください。
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