アパレルブランド立ち上げの方法や流れを解説!費用は?初心者でもできる?

アパレルブランドの立ち上げに興味をお持ちですか?
「業界での経験や洋裁の知識・技術がなくて自信がない…」と進めずにいるとしたら、もったいないです!
初心者でも、ファッションが好きな気持ちや熱意があれば、アパレルブランドを立ち上げることができます。

今回は、アパレルブランドを立ち上げるための方法や流れについてご紹介します。

アパレルブランドを立ち上げるために必要なスキル

アパレルブランドを立ち上げるためには、2つ欠かせないスキルがあります。

1つは、「ファッションに関する知識や技術」です。
洋服の歴史、作り方、デザインのパターン、色彩の知識、最近の流行など、ファッションに関する幅広い知識をインプットすることで、今までにない新しいデザインやひらめきを生むことができます。
デザインに自分のこだわりを詰めたい、商品の制作に関わりたいと考えているのであれば、ファッションに関する知識を深めましょう。

もう1つは、「洋服を売るための知識」です。
デザイン性のある洋服を作れていても、“ビジネス”ができていなければブランドの運営を成功させることはできません。
ブランディング能力洋服が売れる仕組みに関する知識を身につけて、利益を出しつづけることが大切です。

ファッション業界やアパレル関連の知識・経験がなくても、アパレルブランドを立ち上げることは簡単にできます。
しかし、ブランドの立ち上げを成功に導くためにも、ファッションに関する幅広い知識や、アパレル業界で利益を得るための運営方法を勉強しましょう。

アパレルブランドを立ち上げる5つの方法

アパレルブランドを立ち上げる5つの方法
アパレルブランドを立ち上げるには、5つの方法があります。

  • ネットショップを開設する
  • フリマ・ポップアップに出店する
  • ブランド立ち上げのサービスを利用する
  • クラウドファンディングをする
  • 実店舗を開業する

上記の方法について、それぞれの特徴必要な費用の目安などを簡単に説明します。

ネットショップを開設する

最も簡単でリスクが少ないブランドの立ち上げ方法は、ネットショップを開設することです。

実店舗を構えないのでコストを抑えられる、ネット上で販売するので全国のお客様に商品を見てもらえるという利点があります。

ネットショップを簡単に始められるサービスがあるので、気になる方は調べてみましょう。

フリマ・ポップアップに出店する

一時的な出店となりますが、自分の商品が売れるのか試してみたいという方には、フリーマーケット・ポップアップを利用する方法がおすすめです。

フリマ・ポップアップでの出店には、売るスペースを低コストで貸してもらえる、お客様の顔を見て直接接客ができるという利点があります。

出店スペースのレンタル料は、場所によって相場が異なりますが、フリマは1回数百円〜数千円、ポップアップは1日あたり数千円〜数万円ほどかかります。
またポップアップの場合は、商品の用意のほかに、インテリア・試着室の用意も必要なのでフリマよりも準備資金が必要です。

とくに都内や大きな都市では出展募集を見つけやすいので、気になる方は「ポップアップ 出店者募集」などと検索をかけてみるといいでしょう。

ブランド立ち上げのサービスを利用する

ブランドの立ち上げを1からサポートしてくれるサービスを利用する方法もあります。

サポートしてくれる範囲は利用するサービスによりますが、立ち上げ準備から商品制作、ショップ運営までをサポートしてくれるところが多いです。

初期費用が無料ではじめられるところもあり、コストを抑えられるのもポイント。

知識のある方に相談しながら進めたい方や、商品のデザインだけに集中したい方などにおすすめします。

クラウドファンディングをする

最近では、クラウドファンディングを利用して費用0円で始める方も増えています。

コストを抑えられる、立ち上げ前からブランドのファンを獲得できるという利点があります。

ただし、クラウドファンディングを成功させるためには、あなたのことを応援したいと思ってもらえるよう、自分の考えたプランの魅力が相手に伝わるようにプレゼンする力が必要です。

ブランドのコンセプトが明確にあって、プレゼン能力に自信のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

実店舗を開業する

アパレルブランドを立ち上げる王道の方法は、実店舗を開業することです。

実店舗があることでお客様からの信頼に繋がる、直接接客ができるのでお客様の反応が見られる・意見が聞けるなどの利点があります。

しかし立ち上げと運営において最も難易度が高く、内装工事・店内のインテリア・家賃の支払いなどのコストがかかったり、ディスプレイの配置を考えたりなどの労力が必要です。

必要な費用の目安は、1000万円以上となるでしょう。

お金と時間に余裕のある方や、他の方法で立ち上げてブランドの経営が安定してきた方には、実店舗を構えるのをおすすめします。

アパレルブランド立ち上げに必要な3つの事前準備

アパレルブランド立ち上げに必要な3つの事前準備
アパレルブランドを立ち上げるのに必要な準備をご紹介します。

①準備資金を用意する

ブランドを立ち上げたいのであれば、準備資金を用意しましょう。

準備資金の金額の大きさは立ち上げ方法によって異なります。
まずはブランドを立ち上げる方法を決めて、それぞれに必要な資金を用意しましょう。

またブランドの経営をはじめてから、すぐに利益を出せるかわかりません。
ブランドの立ち上げにかかる費用だけでなく、当面の生活費または別の収入源も用意しておくと安心です。

②商品を仕入れるかを決める

ブランドの商品を仕入れるかオリジナルにするかを決めておきましょう。

仕入れる場合は洋裁の知識がなくてもデザインを商品化でき、コストも抑えられますが、他のブランドとの差別化が難しいです。

反対にオリジナルにする場合は、洋裁の知識がないと難しく、商品化するのに時間とコストがかかりますが、独自の世界観を表現することができます。

洋裁知識がなくてもオリジナル商品を販売したい方は、自分が考えたデザインを商品化してくれるサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

③類似しているブランドがないかを確認する

ブランドのコンセプトや取り扱う商品が、被りすぎているブランドがないかを確認しましょう。
すでに実在しているブランドとあまりにも共通する部分が多いと、訴訟を起こされてしまう可能性があります。

訴訟が起きている実例もあるので、気をつけましょう。

アパレルブランド立ち上げの流れ

アパレルブランド立ち上げの流れ
アパレルブランドを立ち上げる大まかな流れは以下のとおりです。

  • ブランドのコンセプトと名前を決める
  • 商標登録をする
  • 開業届を出す
  • デザインを考えて商品を作成する
  • ロゴや洗濯タグを作成する
  • 宣伝・販売する

まずはブランドのコンセプトと名前を決めます。
ブランドの立ち上げを成功させるためには、コンセプトを明確にすることが非常に大切です。
ブランドの雰囲気やターゲットの年齢層・特徴などを細かく設定し、ブレないコンセプトを考えると経営しやすくなります。
コンセプトが決まったら、キャッチーでイメージにあったブランド名を考えましょう。

次に行うのは国への手続きとなる「商標登録」と「開業届の提出」です。
特許庁へ商標を出願して商権を取得、開業届は税務署に提出しましょう。
開業届提出の期限は、開業してから1ヶ月以内と決まっているので注意が必要です。

いよいよ、アパレルブランド立ち上げのメイン作業とも言える、デザインやロゴも作成します。
必要に応じて洗濯表記やサイズタグ、値札も作成しましょう。

商品を販売する準備が整ったら、ブランドと商品の宣伝をしっかりと行いましょう。
SNSをフルに活用して、たくさんの方にブランドの存在を知らせることも、ブランド立ち上げを成功させる大切なポイントです。

まとめ

業界未経験の初心者でも、「自分の世界観を発信したい」という気持ちがあれば、サービスを利用するなどの工夫をすることで、アパレルブランドを立ち上げることはできます。

しかし立ち上げを成功させたいなら、ファッションと洋服を売るための知識をしっかり身につけておくのがおすすめです。
磨いたスキルは、ブランドを長く運営していくうえで大きな強みとなるでしょう。

エスモードジャポンでは、実際にファッション業界で活躍するプロから、デザイン画の基礎や縫製技術など、洋服作りに関する基礎を直接教えてもらえます。

他にも、マーケティングやマーチャンダイジングなど、ブランド運営に欠かせない知識も学ぶことができます。

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