ALUMNI

活躍する卒業生

長見佳祐

Keisuke NagamiHATRA

エスモード東京校からパリ校に編入。在学中にFestival de Dinard de jeune createur de la modeグランプリを受賞。 2009年 エスモードパリ校マスターコース卒業。その卒業制作のセレクトショップ展開をきっかけに2010年にHATRA(ハトラ)をスタート。2018年度 JFLF AWARD受賞。2019年度 Tokyo新人ファッションデザイナー大賞選出。

エスモードを選んだ理由

服飾を志すことにした高校生の頃から、学校よりも先にフランスに行くことだけは根拠もなく決めていました。当時何を学びたいのか、何者になりたいのかもわからない自分にとって、少人数制で基礎から丁寧に学べるエスモードに魅力を感じました。高3の夏にはエスモードの体験講習に参加しましたが、そこで知り合った友人とはその後同時に留学し、帰国した今でも親交があります。地方都市で孤独にファッションを志すなかで、自分以上に熱意のある友人と出会えたことは、それだけで嬉しかったですね。

卒業後の活動

服に対する態度、作品に敬意を払う姿勢について徹底的に教わりました。縫製はもちろん、布の触り方、道具の扱い、コミュニケーション、すべての過程に注意をめぐらして、それがどれだけ下手でもとても大切なものを作っているという意識を育ててくださいました。東京校での1年間でモノを生み出すことに対する責任感を強く意識するようになり、それは今でも制作活動のエンジンとなっています。パリ校では2年次に自分で手紙を出してインターン先を探したことが良い経験になりました。パリは街全体でファッション文化を支えているというムードがあり、学生と業界の距離が日本ほど離れていないように思います。学生だからと萎縮するのではなく学生ならではと胸を張って制作できたのは、そのムードの中にあったからなのかもしれません。

今のファッション界をどう捉えていますか

帰国してすぐ、卒業制作作品をあるセレクトショップで置いていただくことになり、急遽ラベルが必要となったのでなし崩し的にHATRAは始まりました。その後徐々に「部屋」というコンセプトが浮かび上がり、どこにいても自室のような安心感に包まれる、ポータブルな部屋としての服を提案してきました。カジュアルな印象に覆われたスウェット素材と向き合い、新しい形と構造を探る姿勢はフランスでの経験が生きていると思います。

これからファッション界を目指す人へメッセージ

知らないことを恐れずに、理解できないものについては時間をかけて考えてほしい、18歳の自分にならそう伝えたいです。

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