HISTORY

エスモードの歴史

エスモードは1841年、フランス、パリに創設された世界で初めてのファッション専門教育機関です。
180年を越えるエスモードの歴史は、まさにファッション業界の変遷とともにあります。伝統的な知識や技法に加え、常に新しい技術やアイディアを取り入れ、革新し続けています。

創始者 アレクシス・ラヴィーニュ

1841年、フランス第二共和国時代(1848-1852)(1852-1870)、ナポレオン3世の宮廷服飾師だったアレクシス・ラヴィーニュが、パリ・フォンテーヌ通りに世界初のファッション専門教育機関を創設。これが、エスモードのはじまりです。
アレクシス・ラヴィーニュは、世界で初めてマヌカン(人台)とメジャー(巻尺)など、現在もファッション業界で欠かすことのできない用具を考案した発明家でもあります。また、婦人服、紳士服の論理的な平面裁断のメソッドを開発し当時見習いによって技術を習得する方法しかなかった若いテーラーやクチュリエに対して、体系的な教育を行うための第一歩となる教育本を出版しました。そして、独自のノウハウを伝えるための学校を設立し、職人の仕立による上流社会だけのものであったファッションを、産業化へと導いたイノベーターでもあったのです。

エスモード ESMOD

アレクシス・ラヴィーニュの創設した学校は、1885年、娘のアリス・ゲール=ラヴィーニュに受け継がれ「ゲール・ラヴィーニュ学校」として、女性の育成をはじめました。この服飾文化活動の貢献に対して、母国フランスをはじめ、ヨーロッパ各国から賞が贈られています。
ベルト・ルコント・ゲール、ジャン・ルコント・ゲールへと代々受け継がれた「エスモード」は1970年、それまで行っていたオートクチュール中心の教育内容から、プレタポルテ・クリエイターの養成カリキュラムを導入。その名をESMODとし、時代のニーズに応えるべく革新的かつプロフェッショナルな教育を実施し、ティエリー・ミュグレー、エリック・ベルジェール、フランク・ソルビエなど、世界的に有名なデザイナー、クリエイターを次々と世に送り出してきました。

ファッションビジネス

1980年代になると、ファッション業界はマーケティングに概念と理論を導入していきます。その業界の変化と新たな需要に応えるため、エスモードは1989年、ファッションを専門とするビジネススクール「ISEM」(現ESMODファションビジネス)を設立します。以来、マーケティングやコミュニケーションチームのマネージャーを目指す人材の育成に力を入れています。
エスモードのファッションデザインだけでなく、ビジネスを学ぶことができるカリキュラムによって将来的に目指せる職業の幅が広がり、ESMODの卒業生はデザイナー・パタンナーだけでなく、様々な分野で活躍することができるようになりました。

エスモード・東京校

1984年にフランス国外で初めて、現エスモードインターナショナル代表、仁野 覚が東京の原宿に東京校を設立しました。パリ校のカリキュラムを実践し、フランス人講師や現役のプロフェッショナルが人材育成に取り組んでいます。コレクションブランドや大手企業への就職率の高さや、ブランドを立ち上げ活躍する卒業生の多さはファッション業界で高く評価されています。東京校からパリ校への留学ができることから、フランスのオートクチュールやラグジュアリーブランドで活躍する卒業生も多く輩出しています。
また、東京校はCNAM (フランス国立工芸院)と提携し、イノベーションマネージメントを専攻するコースを開講。このコースを受講することでインターナショナルバチェラー (学士号相当)が授与されます。

エスモードの未来

東京校の設立を皮切りにグローバル化が始まり、現在エスモードグループは、世界12ヵ国19校にネットワークが広がりました。独自の文化や産業背景を持つ各校が毎年グループ国際会議を行い、教育の方針や成果を確認。それぞれの教育経験や異文化交流、市場の変化や産業状況の情報を交換しながら発展と変革をし続けています。最新のデジタル技術やAIの発展により、今ある職業はなくなり、2030年にはその85%が今は存在しない新たな職業になっていると言われています。そうした変化に対応するためエスモードは創始者アレクシス・ラヴィーニュのイノベーション力を継承し、ニューテクノロジーを導入した教育内容を組み立てていきます。
その改革の一環として、東京校は2024年度パリ校に続きメタウェアのコースを開講します。

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