アパレルショップ経営者になるには

アパレルショップ経営者2

ショッピングセンターや商店街、路地裏などで見かけるアパレルショップには、アパレルメーカーやブランドが経営しているショップ、そして個人経営などでアパレル商品販売を行っているセレクトショップがあります。
そして近年、アパレルブランドが経営しているアパレルショップより、個人経営などでアパレル商品販売を行っているセレクトショップを経営する、「アパレルショップ経営」を目指している人が増えています。
しかし、アパレルショップ経営はどのようにすればなることができ、具体的に知りたい人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はアパレルショップ経営に携われるようになるにはどうすれば良いのか、見ていきましょう。

アパレルショップ経営になるための方法

アパレルショップ経営になるためには、ファッション系の専門学校や大学などを卒業後、アパレル企業やアパレルショップに採用されて仕事に就いてから独立してなることが一般的です。
アパレルショップのコンセプトに合った空間を演出したり、販売から仕入れ、マネージメントやマーチャンダイジングなども行っていくため、アパレル企業やアパレルショップに就職してから、アパレルショップで販売員、ショップオーナーとして経験を積んでから独立するというケースが多く見られます。

そのため、アパレルショップ経営をしていくためには、ファッションセンスなどのほか、マーケティングや資金管理、バイヤーとしての知識など、経営者としての知識がまず必要です。
また、アパレルショップ経営を行うためにはさらに店舗取得費(敷金や家賃など)、商品仕入費用、工事費などの開業資金、人件費(従業員を雇うお金)や店舗維持費などの運転資金も集めながら、商品仕入ルートを定めていきます。
したがって、アパレルショップ経営ができるようになるには、資格や経験とともに資金や人脈とさまざまな要素が必要となる仕事と言えます。

ロードマップ

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学科紹介

アパレルショップ経営に関する資格

ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネス能力検定は、一般財団法人日本ファッション教育振興協会が主催している、ファッションビジネスに関する知識と技術を評価する検定の一つです。
ファッションビジネス能力検定は、ファッション商品の企画・生産・流通に至る全ての工程で必要となる専門知識や、ファッションやビジネスに関するスキルの習得できる内容となっています。
そのため、アパレルショップ経営を目指している人も取得すると良い資格と言えるでしょう。

ファッション販売能力検定

ファッション販売能力検定は、ファッション商品の販売業務に携わる場合に必要となるファッション商品の知識、販売に関する基本知識、接客に関する基本技術などを測る検定です。
階級は3級から1級とあり、2級・3級はショップスタッフなどの販売スタッフ向け、1級は店舗のマネジメントや運営向けなど、アパレルショップ経営やショップマネージャー向けの内容となっています。

リテールマーケティング(販売士)検定試験

リテールマーケティング(販売士)検定試験は、販売技術や接客技術をはじめ、在庫管理、マーケティング、労務・経営管理など、販売に関わる幅広く実践的な専門知識を学ぶことができる資格です。
小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理の5科目が試験科目となっており、販売や、企画、営業などを学べるので、アパレルショップ経営を目指している人が持っていると良い資格と言えます。

アパレルショップ経営の仕事

アパレルショップ経営者の仕事内容

アパレルショップ経営者1

アパレルショップ経営は、まず丁寧に接客を行っていくことが大事な仕事になります。
お客様が必要とする商品の情報を提供しながら、同時に店内の案内なども行い、またコーディネートの方法の具体的なアドバイスなども行っていきます。
また、お客様に直接商品を手にとって見てもらえるように、商品の陳列やディスプレイ、売場の確認、さらに不足している商品がないか、配列に問題がないかなどを確認していきます。
ほかに会計時のレジの対応、入荷商品の検品作業や品出し、店内の清掃などもしていく必要があります。

また、近年はインターネットを通じて販売を行うネットショップ経営も増えています。
ネットショップは営業時間に制限がなく、年中無休で24時間対応することが可能なので、店舗に直接赴くことができない人への対応も行うといった形式を取っている人も多いようです。

アパレルショップ経営者の仕事についてはこちら

アパレルショップ経営者の勤務状況

勤務状況ですが、アパレルショップ経営は時間に関しては自由に選ぶことができるようになっています。
アパレルショップ経営はアパレルメーカーやブランドが運営するアパレルショップのように勤務時間や休日は定まっていないため、勤務時間や休日、残業などを自分で決めることができるので、自由度は高いと言えます。
ただし、ネットショップ経営の場合は、営業時間に制限がないために、年中無休で24時間対応する必要があるため、店舗での経営よりも制限があるといえるでしょう。
したがって、店舗での経営の合間にネットショップの対応を行うといった勤務時間を取っている人も多いようです。

アパレルショップ経営者の収入についてはこちら
アパレルショップ経営者の1日の流れについてはこちら

アパレルショップ経営者に向いている人

慎重に対応できる人

アパレルショップ経営者3アパレルショップ経営をするにあたり、まず最も必要なスキルと言えるのが、慎重に対応できる能力です。
アパレルショップ経営は、今現在の状況だけでなく、先々の状況を見据えながら、リスクを見据えながら、アパレルショップの運営を行っていく職業です。
したがって、アパレルショップ経営は、先々に起きると想定されるリスクに対しても慎重に対処することができる人が向いているものと言えます。

臨機応変の対応ができる人

また、アパレルショップ経営をしていくと、お客様からクレームが入ったり、商品が間違って送られてきたりなど、予想だにしていなかったさまざまな事態が起こることも少なくありません。
そういった予期しないことが起きた場合でも、アパレルショップ経営は適切な対処を行い、1つ1つ解決していく必要があります。
そのため、アパレルショップ経営は臨機応変にものごとを処理していく能力も求められています。

アパレルショップ経営者の適性とは?向いている人について
アパレルショップ経営のやりがいとは

まとめ

個人でアパレル商品販売を行っているセレクトショップを経営する「アパレルショップ経営」についてお話ししていきましたが、いかがだったでしょうか。
アパレルショップ経営はアパレルショップを開業するまで、もしくは経営をしていくにあたり、多くの試練がありますが、経営が軌道にのればさまざまな経験を積むことができます。
そうなれるようになるためにも、まずはファッション専門学校や大学、そしてアパレルメーカーなどの企業に就いて見聞を広めていきましょう。

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エスモードは、東京恵比寿にあるファッションの学校です。 フランス・パリで世界初のファッション専門教育機関として1841年に開校。 現在は世界13か国に19校あり、その日本校であるエスモードジャポンの広報を担当しています。 世界のネットワークを生かした情報発信とファッション業界について解説していきます。

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