トレンドカラーとは?今年の流行色は2年前から決まっている!
毎年変わるトレンドカラー。
ファッションやヘアカラーに取り入れるだけで、今っぽさがグッと増してオシャレに見えますよね。
オシャレや流行に敏感な方は、その年の流行色を意識することも多いのではないでしょうか。
ではそのトレンドカラーが、誰によってどのように決められているのか気になりませんか?
今回は、トレンドカラーの決め方やトレンドカラーを早く知る方法などをご紹介いたします。
目次
トレンドカラーとは?
トレンドカラーとは、その年やシーズンに流行する色のことです。
流行色とも呼ばれています。
毎シーズン、トレンドカラーを取り入れた洋服が店頭に並ぶので、その年の流行色は多くのオシャレ好きが注目しているでしょう。
トレンドカラーは自然と決まるわけじゃない
世間で何気なく流行っている色がトレンドカラーとされるわけではありません。
その年のトレンドカラーは、じつは2年前に決められています。
洋服を商品化するには時間がかかるので、トレンドカラーを取り入れた洋服をつくるためにも、前もって流行する色を予想して決める必要があるのです。
トレンドカラーとは、「その年に流行っている色」というよりも「流行るだろうと予想された色」と言えるでしょう。
トレンドカラーはどう決まる?
では、トレンドカラーは誰がどのように決めているのでしょうか?
トレンドカラーを決めているのは、インターカラー(国際流行色委員会:INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)と呼ばれる国際機関です。
インターカラーとは、国際間で流行色を選定する唯一の機関。
実シーズンの約2年前となる6月と12月に、2年後の春夏・秋冬のシーズンに流行するであろうトレンドカラーを選定する会議を開いています。
インターカラーに加盟している国は、2021年12月現在で日本を含めた17ヶ国です。
各国の色のスペシャリストが代表者となって会議に参加して提案色を出し、社会情勢や人々の心理を踏まえて話し合った結果、500種類ある色の中から20〜30色ほどをトレンドカラーに選定します。
日本のトレンドカラーの決め方
世界共通のトレンドカラーが決まったら、日本国内向けのトレンドカラーも選定します。
ファッショントレンドは世界共通とは限らないので、インターカラーの会議で決められた色を基準に、日本のファッショントレンドや消費者の動向に合った色を選定するのです。
日本のトレンドカラーを選定するのは、 一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)。
一般社団法人日本流行色協会とは、最新のカラートレンド情報の提供を中心に活動しており、インターカラーの会議に日本代表として参加している団体です。
いくつかのアパレルメーカーから選び抜かれたプロとともに会議を開き、日本人に支持されそうな色を絞っていきます。
そして、インターカラーから半年後、つまり実シーズンの1年半前に国内向けのトレンドカラーが正式に決定するのです。
流行色を取り入れた洋服をつくる
インターカラーや国内の会議で決まったトレンドカラーを、次のトレンドの洋服作りに反映させるため、約1年かけて商品化していきます。
トレンドカラーが決まったら、実シーズンの1年前に開催される「素材の展示会」に標準を合わせて、トレンドカラーを使った素材や形状を選定します。
素材の展示会では、次のトレンドとなるファッションアイテムに使われる素材が展示されます。
素材が選定できたら、実シーズンの半年前に開催されるデザイナーのコレクションに向けて、デザインの決定や制作に取り掛かります。
その後、コレクションで発表したデザインの洋服を大量に生産し、小売店に並べられて一般消費者の元に届くのです。
トレンドカラーを早く知るには?
店頭に新シーズンの洋服が並べられるようになったり、雑誌でトレンドカラーが取り上げられていたりすると、今年はどんな色が流行っているのかわかりますよね。
しかし、「誰よりも早くトレンドカラーを知りたい!」という方は、SNSをチェックして自分で調査しましょう。
特に、海外の有名なセレブやオシャレな芸能人、美容やファッション関係に携わっている方のSNSがおすすめです。
InstagramやTwitter、Facebookなどで、実際にトレンドを取り入れ始めたファッショニスタたちのファッションをチェックすると、トレンドの傾向を掴むことができます。
まとめ
トレンドカラーは、世に出回る2年前から国際機関の会議によって決められていることがわかりましたね。
時代背景やファッション業界の傾向を踏まえて決められるトレンドカラーは、その年のテーマを表す色とも言えます。
ファッショニスタたちも取り入れているトレンドカラーを、自分のファッションにも上手に取り入れて、最先端のオシャレを楽しみましょう。
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