ファッション留学の際に知っておくべき治安について
将来ファッション業界で働きたい方や、ファッションが好きな方の中には、海外へファッション留学をすることに憧れている方も多いでしょう。
しかし言語も異なり、知っている人のいない外国で生活に不安を感じることもあるかもしれません。
ファッション留学をする上で、留学先の治安は最も考慮すべきことのひとつです。
この記事では、留学先の治安の調べ方や国ごとの治安、留学先で注意すべき行いについてご紹介します。
安全に過ごしてファッションへの学びに集中するためにも、各国や地域の治安を把握してから留学先を決めましょう。
目次
ファッション留学先の治安を知っておくべき理由
留学先の治安を知っておくべき理由は、国や地域によって、出歩く時間帯や場所、取らない方がいい行動などが異なるためです。
世界の中でも安全性が高いと言われる日本で過ごしている私たちが、普段何気なくとっている行動も、諸外国では自分の身を危険にさらす行動になってしまう可能性もあるのです。
無意識や不注意によって危険な目に遭うことのないよう、留学先の治安や気をつけるべき行動などは事前にしっかり調べておきましょう。
ファッション留学先の治安の調べ方
留学先の治安を調べる方法はいくつかあります。
それぞれの方法ごとに、情報の信憑性や鮮度が異なるため、複数の方法を利用して留学先の情報を手に入れてみてください。
外務省のホームページで確認する
外務省は旅行者向けに「海外安全ホームページ」を開設しています。
海外安全ホームページでは、治安の面に関する危険度と、感染症危険度をレベル1~4段階で示してくれます。
数字が上がるほど危険度が高くなるため、留学先の国が該当していないかチェックしておくことをおすすめします。
他にも、国ごとのテロ・誘拐に関する情報や、安全の手引き、医療情報なども細かく記載されています。
こうした情報を元に、留学先の国で安全に生活している状況を、具体的に想像できるかどうか熟考してみてください。
SNSで確認する
SNSを利用すると、世界中で起こった出来事をリアルタイムで知ることができます。
日本にまで入ってこない、現地の人しか知らないニュースなども入ってくるため、治安を調べるツールとして積極的に活用してみましょう。
留学先の学校の担当者に確認する
留学先の学校の担当者とコンタクトが取れる機会があれば、直接治安について聞いてみましょう。
外務省のホームページやSNSの情報も有効ですが、実際にその土地に住んでいる人から直接治安について情報をもらえると、信憑性も高いため安心感が得られます。
最初は外務省のホームページやSNSで情報を集め、留学先を決める直前や決めた後は、留学先の担当者から情報をもらう、という流れで治安について調べる流れを取るのがおすすめです。
ファッション留学先に人気の国の治安について
ファッション留学で特に人気のある、フランス、イギリス、アメリカの3ヶ国の治安をご紹介します。
留学先として検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
フランス
ファッションの本場であるフランスは、失業率の高さや不法入国の移民の影響で、治安がいい国とは言えません。
フランスで治安の良くない地域は、マルセイユを中心とした南側やパリ東北部の18~20区辺りと言われています。この辺りには不用意に近づくことは避けましょう。
また、パリの中心部など人の多い場所では、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意する必要があります。
イギリス
イギリスは、ヨーロッパ各国の中でも経済的に安定しており、比較的治安がいい国と言えますが、強盗やスリ、置き引きなどの軽犯罪率が日本よりも高いです。
人混みの中や金品の扱いには注意が必要です。
ただ銃の取り締まりにも厳しく、犯罪防止意識も高いため、日常的に生活する上で危険だと感じることはあまりありません。
そのため、留学するのには比較的安心できる国と言えるでしょう。
アメリカ
国土の広いアメリカは、地域や時間帯によって治安の差が大きく異なるのが特徴です。
留学生の多いカリフォルニア州やニューヨーク州の都市は、犯罪率が比較的低く、アメリカ国内の中でも治安がいいとされています。
反対に、ミシガン州やミズーリ州には、犯罪率の高い都市が含まれています。
こうした犯罪率を元にして、安全な州や都市の留学先を選ぶことは大切です。
また、アメリカは日本と異なり銃社会であることや、大麻などの薬物の危険性があることも頭に入れておきましょう。
ファッション留学時の注意点
「落とした財布が返ってくる」と言われている日本と海外では、人ごみや地下鉄などでの振る舞いで注意すべき点は大きく異なります。
留学時は以下の点に注意して、自分の身を危険にさらさないようにしましょう。
なるべく大きな荷物を持ち歩かない
大きな荷物を持って、スマホや地図を見て歩いていると、誰から見ても留学生や観光客とわかってしまいます。
その国に慣れていない外国人は、スリや置き引き、強盗などの的とされてしまう可能性が高まります。
そうした隙を見せないためにも、大きな荷物を持ち歩くことは避けましょう。
貴重品の取り扱いに気をつける
日本では、飲食店で荷物を席に置いたままトイレに立ったりしますが、海外では手荷物や貴重品の管理は徹底しましょう。
置き引きやスリなどの犯罪に遭う可能性があると考えて行動すべきです。
また財布や現金以外にも、スマートフォンやノートパソコンなど高額な電子機器も、外出時はテーブルの上に置きっぱなしにしないよう注意しましょう。
まとめ
留学先の治安を調べておくことは、満足度の高いファッション留学にするためにも非常に重要です。
もし、ファッション留学をする上で治安の面から海外の生活に不安があるなら、まずは日本でファッションの専門学校に通うことも方法のひとつです。
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