ファッション(アパレル)広告の仕事とは

ファッション業界で生み出された多くのアパレル商品が、消費者の手に渡るために欠かせないのが宣伝活動です。
そして、その宣伝活動を行う上で欠かせない仕事が広告という業種です。
今日、WEB媒体なども加わったことで、宣伝を行うための媒体が数多くある中、広告の仕事を担っている人々はどのような仕事をしているのか、気になる人も多いと思います。
今回このページでは、ファッション業界のアパレル商品を宣伝するために欠かせない、広告という仕事をご紹介していきたいと思います。

ファッション(アパレル)における広告とは

まずはファッション(アパレル)業界における広告とは一体どんな役割を果たしているのか、見ていきましょう。
今日、広告はファッション雑誌などの雑誌類だけでなく、自社や通販事業を行なっているホームページ、そしてTwitterやInstagram、FacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などさまざまなものがあります。
ファッション業界の仕事として、広告に携わっている人々は、いずれの媒体を用いて、さまざまなPR活動を行ない、より多くの消費者に手に取ってもらうために宣伝を行なっているため、さまざまなスキルが求められます。
具体例を挙げると、どのタイミングで広告を出すのか、どのアパレル商品を広告に使用するのか、どのようなコーディネートにするのか、どのようなPR文章にするのかといったことなどがあります。
そのため、ファッション業界のアパレル商品を宣伝する役割を果たす広告の仕事は、さまざまな媒体の性質を理解し、広告を生み出すセンスを兼ね備えている職種が関われるものと考えておくと良いでしょう。

広告の仕事ができる職種とは

ファッション業界のアパレル商品をより多くの人々に広告の仕事ができる職種はさまざまなものがあります。
広告の仕事に関わることができる職種は大きく分けると、商品企画の立案から関わる人、広告の作成に関わる人、そして実際に広告を用いて広めていく人と分かれています。
そこで、今回はいずれの立場ごとに解説していきたいと思います。

商品企画の考案

商品企画の考案はファッション業界でアパレル商品を作る上で欠かせないことです。
海外のコレクションに加え、消費者の購買傾向などから多くのヒントを得て、どのようなアパレル商品を生み出していけばいいのかということを考えていきます。
このタイミングでどのような売り出し方をしていけばいいのか、売り出すためにはどのような広告を展開していけばいいかをなんども会議を重ねていきながら考案していきます。
そして、考案する段階で先頭に立つのがマーチャンダイザーや広報(プレス)です。
マーチャンダイザーはアパレル商品の開発から計画、予算を管理する立場を担う職種で、広告などの打ち出し方などについても関わっていきます。

広告の作成

商品の計画が考案されたら、マーチャンダイザーをはじめとする企画部門の人々はアパレル商品のサンプルまでを仕上げた上で広告の作成を行います。
そして、この広告の作成で大きな戦力となるのがファッションコーディネーターとスタイリストです。
さまざまな媒体で使用される広告写真は大きな宣伝となるものであることから、ファッションコーディネーターやスタイリスト、マーチャンダイザーなどがどのようなコーディネートを広告にしようかを決めていきます。
実際撮影するときにはファッションコーディネーターやスタイリストが決めておいたファッションのコーディネートをモデルに着せていきます。
撮影を終えたらマーチャンダイザーや広報(プレス)などが写真のチェックを行なうとともにPR文章を考え、パンフレットやチラシ、DM作成を依頼し、同様にチェックしていきます。
以上のように、広告の作成のときには多くの職種が関わっており、いずれの仕事を進めていくというようになっているといえます。

広告を用いて広める

最後の広告を用いて広めていく仕事を進めていきます。
自社で制作し、販売するアパレル商品をさまざまなメディアに広めていく仕事を担っているのは広報(プレス)の人々です。
まず行われるのは広報(プレス)の人々は雑誌やWeb媒体などさまざまなメディアへの取材に対応していくことです。
アパレル商品の販売が近づいてくると、多くの取材が入るので、広報(プレス)は商品の魅力を一つ一つ伝えていきます。
さらに、広報(プレス)はTwitterやInstagramなどのSNSの更新も行なっていくため、広告を用いて広めていく仕事は、多彩なものといえます。

ファッション(アパレル)の広告の将来性とは

近年ファッション業界では、広告の手法が従来の雑誌やWebサイトからさらに増え続けています。
中でも注目されている手法が、日々おしゃれなファッションを着こなし、いずれをSNSに挙げ、大きな影響を与える「インフルエンサー」や「ブロガー」を広告として協力してもらうものです。
今日のファッション業界ではそれぞれが作り出しているアパレル商品を愛用している、もしくは着こなしている人々に声をかけ、宣伝を依頼するというケースへとシフトしています。
「インフルエンサー」や「ブロガー」を担う人々は一般人であれば、ファッションモデルなどもおり、さまざまな人々がその役割を勤めています。
なので、一枚の写真や文章で与える影響が大きい人々を起用し、宣伝活動を行なっていくことも、広告という仕事を受け持っている人々の仕事へとなりつつあるといえるでしょう。

まとめ

今回はファッション(アパレル)業界における広告の仕事について見ていきました。
広告の仕事がどのような役割を果たしているのか、そしてどんな職種の人々が仕事できるのかがお分りいただけたのではないでしょうか。
先々、ファッション(アパレル)業界の中でも広告の仕事に興味を抱いたときは、より仕事をしていけるようにファッションの知識を身につけに専門学校や大学、短大へと足を運んで見てはいかがでしょうか。

>>ファッション業界の仕事について詳しく知りたい方はこちら

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エスモードは、東京恵比寿にあるファッションの学校です。 フランス・パリで世界初のファッション専門教育機関として1841年に開校。 現在は世界13か国に19校あり、その日本校であるエスモードジャポンの広報を担当しています。 世界のネットワークを生かした情報発信とファッション業界について解説していきます。

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