gucciのブランドコンセプトと歴史
gucciはハイブランドでありながら、年代を問わず多くの人々から愛されています。
性別を問わず人気の高いラグジュアリーブランドで、百貨店などで取り扱われていることが多いです。
gucciの人気は世代を問わず愛され、人々を魅了し続ける秘密は、一体何なのでしょうか。
今回はgucciの魅力を探るため、コンセプトや歴史について詳しく見ていきましょう。
目次
ブランドコンセプト
gucciの創業当初からのブランドコンセプトは、「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り」です。
このブランドコンセプトを体現しているのが、GGキャンバスです。
GGキャンバスとは、ブランドのシンボルであるダブルGロゴが並んだキャンバス地のことです。
実は第二次世界大戦中、革の代用品としてキャンバス地が使用されていたのですが、たとえ代用素材であっても高級感や伝統を表すために、ダブルGロゴを使用したデザインが採用されました。
また現在では、イタリアのクラフツマンシップを体現し、最高の品質と徹底したディテールへのこだわりを追及することもコンセプトとして掲げています。
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gucciの特徴
gucciは性別を問わず人気の高いラグジュアリーブランドで、日本では百貨店などで取り扱われていることが多いです。
通常、ハイブランドは30代以上の大人世代が愛用するイメージがありますが、gucciの人気は世代を問わず、10代や20代からも愛されています。
またgucciのシンボルといえば、次の2つが挙げられます。
ダブルGのロゴ
Gが2つ重なったダブルGのロゴは、創業者のグッチオ・グッチのイニシャルを表し、品質保証の証だとされています。
今や定番となっているデザイナーの名入りの商品ですが、実は世界で初めて取り入れたのがgucciでした。
ウェブストライプ
緑と赤のウェブストライプも、ダブルGと同様gucciのプロダクトには欠かせない存在となっています。
馬具の腹帯からヒントを得たというウェブストライプは、遠目から見てもすぐにgucciの製品だと分かります。
gucciの歴史
世界的に有名なgucciですが、これまでにどのような歴史があったのでしょうか。
gucciをさらに詳しく知るために、その歴史を辿ってみましょう。
新たな試みを取り入れた創設期
gucciは1921年、ホテルに勤務していたグッチオ・グッチによってイタリアで創業されました。
当時から旅行バッグや馬具など高級革製品を取り扱っていて、ダブルGのロゴが誕生したのもこの時期でした。
また第二次世界大戦によって革が軍の統制品になったときも、グッチオは先述のようにキャンバス地を代用したり、持ち手の素材を竹にしたりと、ピンチをチャンスに変えて画期的なデザインを生み出しました。
セレブリティの愛用品に
1950年代、グッチオの五男であるロドルフォが映画関係の仕事をしていることもあり、映画の小道具にgucci製品が用いられるようになりました。
これを機にgucciは女性たちの間で注目され、世界中のセレブリティの愛用品になりました。
黄金期と継承争い
1953年、グッチオが亡くなった後に三男のアルドが事業を継承しました。
その後60年代〜80年代初頭にかけて、gucciの黄金期がやってきます。
gucciはイタリアからニューヨークへ進出し、富裕層やセレブから支持されるブランドとなりました。
しかし1984年から一族による継承争いが起こり、ブランドイメージもかなり下がってしまいます。
トム・フォードによる復活
1994年、クリエイティブディレクターに就任したトム・フォードによってgucciは回復を見せます。
黄金期の商品をイメージしたコレクションを発表し、再びgucciブームを呼び起こしたのです。
現在はアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブディレクターを務め、ダブルGロゴなどの伝統を守りつつも、派手なデザインやストリート要素を取り入れたデザインで、若者の最先端ファッションとして人気を博しています。
gucciの主なラインナップ
gucciの製品の中でも、特に人気が高いのがバッグです。
さまざまなシリーズを取りそろえていますが、今回は特に定番の2つをご紹介します。
GGマーモント
柔らかいキルティングレザーに、伝統的なダブルGの金具が付いていて、エレガントで個性的な印象を与えます。
トートバッグやショルダーバッグなど、さまざまなラインナップがあり、財布などの小物も展開しています。
オフィディア
ダブルGロゴやウェブストライプといったgucciのシンボルを、すべて取り入れたのがオフィディアです。
クラシカルな雰囲気ながらも、そのデザインはモダンで、伝統とモダンが融合したシリーズは高い人気を誇っています。
ブランドコンセプトの重要性
gucciがこれまで発表したコレクションの数々は、デザインは違えど、どれもブランドコンセプトに忠実につくられています。
ブランドコンセプトは、ブランドのイメージを保つ重要な役割を果たしています。
ファッションに興味のある方は、ぜひデザインだけでなくコンセプトにも注目してみてくださいね。
コンセプトを学べる学校
エスモードジャポンの授業では、コンセプトを重視しています。
この記事でご紹介したように、ファッションクリエイターにとって、コンセプトを意識することは非常に重要だからです。
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