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エスモードブログ

スティリズム体験授業|SUMMER FESTIVAL DAY 3

サマーフェスティバルって?
7月27日(土)から7月31日(水)の5日間にわたってエスモード・東京校で開催されたオープンキャンパスイベントです。
エスモード・東京校で学べる授業や技術を知っていただくことはもちろん、
夏ならではのクリエイティブで楽しいファッション体験をしていただくことを目的に、
ワークショップやトークショーといったプログラムが行われました。

Day3はスティリズム体験授業
サマーフェスティバル3日目は、
エスモード・東京校独自のスティリズム(デザイン)授業の体験ワークショップをリポート!
特別講師のトークショー、ムードボード制作、発表プレゼンテーションを通して、
「自分のブランドを作るならどういうデザインコンセプトにするか」
「コンセプトからどの様な服をデザインするか」を考えるプロセスを学びました。

卒業生特別講師のトークショーからスタート
この日は特別ゲスト講師として、エスモード・東京校卒業生である、石川裕太さんをお招きしました。
石川さんも入学前にオープンキャンパスでスカートを作ったことが入学のきっかけの一つでもあるとか!
先生からは「ファッションバカ」と呼ばれるほど情熱的な学生だったようです。

石川さんは、2003年にエスモード・東京校を卒業後、ISSEY MIYAKEに入社。
デザイナーを経て、宮内庁に12年間で1300着を納めながらユニクロでデザイナーを務め、
また今回のパリオリンピックユニフォームにも携わりました。
輝かしい経歴の中で石川さんが考えてきたファッション・デザインに対するポリシーとは?
社会ファッション×社会、ファッション×自分、更にはAIとどう関わるのか?今からでもやるべきことは?
たくさんの経験を積んできた石川さんならではの説得力のある濃密なお話しで、
デザインに対する自分の考え方を見つめ直し、次の目標を設定する良い機会になりました。

在学生はどのようにデザインを考えているのでしょうか?
このワークショップの翌日に審査会(jury)を控える3年生の二宮さんが、
発表に使用するムードボードを見せながら自分のデザインへの考え方を紹介してくれました。

二宮さんは服のデザインを考える上で雰囲気を大切にしており、
ムードボードを作ることを重要視しています。
今回のムードボードには、自分が現在住んでいる家の昔の姿も要素として取り入れました。
また、素材には、古布を裂いて再び織る「裂き織り」という技法を取り入れました。
懐かしさや歴史的な発想を基に、古いものや母校の幼稚園など、自分のルーツにまつわる要素がムードボードに組み込みました。
ムードボードの作成や、デザインする上で重要なリサーチを通じて、
30着の服をデザインし、その中から6着を選び、実際に服作りに取り掛かる予定です。


ムードボードとは?
トークショーの後は、実践的なワークショップをスタート!
自分のファッションデザインに対する考えを、ヴィジュアルでムードボードとして表現してみます。

でも、そもそもムードボードとは何でしょう?
何のために作るのか?どんな要素を含めて、どうやって作るのか?

ムードボードはデザインのヴィジョンや素材を説明・共有する視覚的なものであり、
自分のアイデアをさらに強固なものにしたり、他人と交流することもできます。
素材や色、キーワード、着て欲しい人物のイメージなどの要素を集めて一つのボードにまとめます。
好きなものを集めたり、思うがままに作ってみたり、あるいはテーマを決めてから作ってみたり。
作り方は人それぞれ。

実際につくってみよう
石川さんや先生のレクチャーを思い出しながら、ムードボード制作がスタート。
教室に用意された雑誌や布、プリント画像からイメージに合うものを探してピックアップします。
雑誌の切り抜きやプリント画像はもちろん、布も自由に切り貼りして多すぎるくらい集めてOKです!
ハサミ、のり、色鉛筆、コピック、クレヨン、ホッチキスを使用してA4一枚の厚紙に貼り合わせていきます。



平面だけではなく立体に布を配置したり、A4の枠を越えても問題ありません。
自分の頭の中を実際に視覚化するのは、つい楽しくなってしまいますよね!

完成したら、そのムードボードをもとにデザイン画を描いていきます。

完成したムードボードを発表
最後にムードボードとデザイン画を一人ずつ発表しました。
緊張の瞬間!授業で何度も経験した在校生や先生方からは「緊張するけど、伝えたいことを伝えよう!」とアドバイスがありました。



自分のムードボードをみんなに見せながら、
タイトルやデザインの背景、ムードボード内のイメージのつながりを説明し、作成中に感じたことを共有しました。

「クリアにムードボードの説明が伝わってきた」「発想がおもしろい」など、
発表後には、それぞれに合ったフィードバックやアドバイスがありました。
また「ムードボードで使ったイメージがそのままグラフィックに使えたりするんだよ」という先生からの言葉に、
ムードボードが実際にどのように服作りの工程に活用されるのかを想像することができて、ワクワクしました!

最後に、参加者には修了証が渡されました。
参加者の皆様が、ファッションデザイナーの夢を実現するための第一歩を、サポートできたことを大変嬉しく思います。


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今回の担当講師
特別ゲスト講師:石川裕太
2003年エスモード・東京校を卒業後、ISSEY MIYAKEに入社。その後2006年に(株)NAOKI TAKIZAWA DESIGNに移籍し、2023年から株式会社ISHIKAWA及びFashion Curating Studioを設立。

ESMOD TOKYO講師:
エロディ 先生   スティリズム講師
加藤大地 先生   1年スティリズム講師、自社ブランド「HOMMENA」デザイナー
川島伊和夫 先生  1年インテンシブコース講師


次回のオープンキャンパスは
9月14日「無駄のないワンピースを作ろう〜ZERO WASTE PATTERN」
初心者から参加OK!衣類を作る際には、どうしても生地のはぎれやゴミが出てしまいます。
今回は生地の無駄を最小限に抑えるパターン作成「ゼロウェーストパターン」をコンセプトに、
環境に優しく、資源の効率的な使用を考えたワンピースを作ります。
お楽しみに!


ライターのプロフィール
Ririko
ESMOD TOKYOでインターンをする大学4年生。
ファッション系学生団体「Keio Fashion Creator」にてディレクターチーフとして、2023年度ビジュアルやグラフィック、年に一度のファッションショーの総合演出を担当。
エスモードの魅力は、「圧倒的な講師陣」にあると感じています。


 

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