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エスモードブログ
恵比寿のお気に入りスポット
こんにちは。
今日は、エスモードがある恵比寿のお気に入りスポットを4つお伝えしようと思います。
1つ目は、Maison Margiela 恵比寿店です。
皆さんよくご存知のブランドだと思いますが、テキスタイルの組み合わせや加工、様々なシルエットはもちろんコレクションのテーマ、店内のVMDにいたるまで全てアプローチが刺激的で勉強になる場所です。
私は、社会人になって初めて頂いたボーナスで、やっとの思いで手に入れたtabiブーツを5年経った今も大事に履いています。
それから何足か集めていますが、このブーツだけは履くたび、これを手に入れるために、新卒のプレッシャーの中、あの時なりに精一杯頑張ってたな、、、と初心に戻れる大切な物です。
ファッションは自分を表現し、気分を上げてくれるのはもちろん、気持ちを強くしてくれたり、身につけている間に一緒に過ごした思い出や、誰かにとっての特別な1着、1足、になるもの、長く使えるものを私も生み出したい!と思います。
2つ目のお気に入りスポットは、CAFE GITANEです。
このお店は、ニューヨークのマンハッタンで20年以上愛されている大人気のカフェ、日本1号店です。
カフェが入っている建物の作りや色味はもちろん、ジダンの内装がとにかく素敵で吸い込まれるように入ったのを覚えています。
お料理も美味しく大変居心地の良い場所です。
いつでも賑わうお店を体感することは、私のような学生がマーケティングを勉強するにはもってこいな場所です。
・何故人気なのか?
・価格帯は?
・土地の特徴は?
・何がこのお店の愛されるポイント?
・どんな人が来てる?
・その人達の服装や髪型は?
様々なことに疑問を持ち、触れ合った場所や物事に刺激を受けられる所が外に出る楽しみでもあり、インスピレーション源にもなります。
様々なことに疑問を持ち、触れ合った場所や物事に刺激を受けられる所が外に出る楽しみでもあり、インスピレーション源にもなります。
3つ目は、REDDISH BROWNです。
このお店は、私の好きな俳優さんが私服でよく身につけていらっしゃったのがきっかけで知り、通うようになったお店です。
ヴィンテージオタクのお兄さんが恵比寿西にお店を構えていらっしゃいて、少ない生産数でも作ってくれる縫製工場を全国で探し、非常に高いクオリティのクラシックな製品を手に取ることが出来ます。
オーナーのお兄さんが、自分の足が太いのでそれがよく見えるようデザインしましたとおっしゃっていたパンツはコットンの優しい素材で、サラッと履けるのにハイウエストでフルレングスのシンプルなデザイン。
プレゼントした友人も足にコンプレックスがあるのですが履いてみて足が長く見える!!と大喜びしていました。
物静かなオーナーですが、黙っていても見るだけで履くだけで伝わる品質の良さは素晴らしいなといつも思います。
最後は、KIJIMA TAKAYUKIです。
こちらもまた恵比寿西にお店を構える、帽子嫌いにこそおすすめしたいお店です。
木島隆幸さんも、皆様ご存知の方が多いと思います。
帽子デザイナーの第一人者である平田暁夫さんに師事し、イッセイミヤケやヨウジヤマモト、コムデギャルソンなどの帽子製作に携わり、ヨーロッパのオートモードの技術を習得されました。
このアトリエでは熟練した技術を持つ職人たちが、手作業で一つ一つ丁寧に商品を作り上げていて、量産的生産方法には出来ない、柔らかく心地よい着用感を生み出す独自の技法が用いられています。
私は、帽子をあまり多く被ることが無く、どちらかといえば苦手意識が強かったのですが、初めて木島さん帽子を被った時、帽子に対する苦手意識を払拭された事を覚えています。手作業による細やかな表現や伝統的な技術を被った瞬間に感じることができましたし、何より自分がいつも帽子を被るとあぁ、、いつも思ってしまう似合わないと思っていた感情ではなく美しい!と思えたのです。
そもそも、帽子に苦手意識のある私が手に取るデザインだったということが凄いことで、苦手な物をかぶってみたい!身につけてみたい!と思わせるデザインを私達も考えれるようにならなければ、、、と思います。
その上、更に似合う!と思えるのは素晴らしい技術です。
後に知りましたが、木島さん自身が帽子が苦手だそうです。
苦手だからこそ、誰もが使いやすい帽子作りができるのかもしれません。
先程お伝えした、レディッシュブラウンのオーナーが足が太い事が気になるからそこが気にならないパンツを作られているように、自分の苦手な部分は、手に取ってくれる誰かにも共感できる所です。
販売をする上で、キレイなラインやよりよく見せられるパターンかつ扱いやすい素材は非常に強みになると思います。
そして、木島さんの帽子は創業当時から変わらず、洗えます。
帽子は、洗えない帽子が多いのはもちろん、洗うと型崩れするものが多いです。
コロナ禍になってから、私がまだ販売員をしていた頃、来店して下さるお客様が口を揃えてこの服は洗える?と今まではあまり無かった質問をされる機会が非常に増えました。今までクリーニング表示のあるお洋服を何も気にせず、購入されていた方が外に出にくい事態となり、それぞれに自宅で洗濯しなければならない状況になったからです。
私が働いていたお店は、横浜でクリーニング店を営む洗濯ブラザーズさんが作っている洗濯洗剤の取扱がありました。彼らは、日常の営業の傍ら劇団四季やシルクドゥソレイユのクリーニングも行っているプロフェッショナルです。以外と洗濯について、知らない事が多いので勉強になることばかりです。
詳しくHPでも書いてくださっているのでよければ調べて見てみてください。
イベントで店頭に立ち洗濯方法を教えてくれるタイミングがあった時、お客様にお声かけをして様々な素材のお洋服の正しい洗い方、洗剤の選び方などを実際に目の前で行いながら教えて頂きました。細かい部分ですが、購入して頂いた後のこと、お客様と一緒に学ぶ事は、販売員だけでなく、私達作り手になる人間もするべきだなと思います。
話がそれましたが、コロナ禍のコレクションは洗える素材はもちろん、おうち時間に身に付けやすいジャージ素材の物や、今までになかったマスクやとにかくラフなスタイルのコレクションが多かったのを覚えていますか?
私自身、仕事をしながら数多い商品数の洗濯表示を確認し、この素材の配合はこんな触り心地、伸びる、洗える、これはクリーニングなどを良くチェックしていました。
物作りをする上で、時代の流れを先読みしながらもその流れに大きく左右されすぎないデザインや素材の製品軸は必要だなと感じます。
それから、眠っているハットを持ち込んでもらい、リサイズやリモデルし、アップサイクルするプロジェクトもされています。いずれは、古着や廃材をつかった帽子作りも実行されるはずです。
私もアップサイクルには、マリーンセルが上げている動画をみて素晴らしいと感じ、興味があるのでこれからどんどん取り組みたいと思います。伝統製法を守りながら、技術を残し、その時勢やスタイルに合った物を送り出すことは、私達はいつ何時も考えなければいけません。
日々、街に溢れるデザインや情報をいかに自分自身でインプット、アウトプットを繰り返しどう思うか、伝えられるかを習慣化していきたいです。
1B 犬島梨紗子