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サークルスカートをフィジカルとデジタルで作成しよう! | SUMMER FESTIVAL DAY 5

エスモード・東京校では、7月27日(土)から7月31日(水)まで「サマーフェスティバル」が開催されました。 
記事では、最終日(31日)のワークショップサークルスカートをフィジカルとデジタルで作成しよう!」の様子をレポートします。 

 
 
 
 
 
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サマーフェスティバルとは? 
7月27日(土)から7月31日(水)の5日間にわたってエスモード・東京校で開催されたオープンキャンパスイベントです。 
エスモード・東京校で学べる授業や技術を 
知っていただくことはもちろん、 
夏ならではのクリエイティブで楽しいファッション体験をしていただくことを目的に、 
ワークショップやトークショーといったプログラムが行われました。 

最終日はサークルスカートをフィジカルとデジタルで制作 
最終日となる5日目はミシンを用いて実際にスカートを制作したのち、 
デジタルソフトCLOを用いてバーチャル空間上でスカートを作成しました。 

まずはフィジカルで作ってみよう  
サークルスカート(別名サーキュラースカート)は 
名前の通り型紙が円形のスカートです。 
布の分量が多く、タイトなウエスト部分から裾にかけて 
滑らかなフレアを描くシルエットが特徴です。 
公式によって作りたい円周を求めてスカートを作成していきます。

今回はマヌカン(マネキン)に着せるため、 
ウエストサイズを65cmとして計算しました。  
画像の通り、ウエストに当たる円周(C)を65とし、 
円周を求める公式C=2πrに代入して得た長さをもとに作成します。 
C(円周)=π(円周率)×2r(直径) 
今回は既に求めたい円周(ウエストサイズ)が65 と決まっています。 
円周率πもすでに値が決まっているため、 
それらを公式に代入することで直径・半径を求めることができます。 
計算によりウエスト部分にあたる円の半径を求め、 
作りたいスカート丈を決定したのちに実際に生地の裁断を行いました。 

参加者同士や講師の先生と二人一組で 
スカート部分の円とウエストベルトを裁断している様子です。 
参加者同士はもちろん、先生方とも気軽に 
コミュニケーションをとる様子がとても印象的でした。 

裁断を終えたら縫製をしていきます。 
ミシンの基本的な使い方を習得し、個別に制作を行いました。



完成した作品の並びは圧巻でした。 
生地によってスカートの広がり方が異なっていることなど、 
それぞれの作品を見比べることで新たな発見を得ることができました。  

デジタルでの作成に挑戦 
フィジカルでのスカート作成方法を学んだあとは、
デジタルソフトCLOを用いてサークルスカートを作成しました。
 
CLOはファッション業界向けの3Dソフトウェアで、
最新の
シミュレーション技術によるリアルな3Dバーチャル衣装を作成することができます。 
参加者のほとんどがパソコンの使用経験はあるものの、3Dモデリングは初めてでした。

基本操作を教わり、まずはモデルのポージングを作りました。 
お手本や初期ポーズから体の向きや関節の動きを調節していく過程が 
難しくもやりがいがあり、楽しんで作業に取り組むことができました。 

 

デジタルで製図・素材決め 
ポーズを作った後はデジタルでサークルスカートを作成しました。  
必要なパーツや縫い合わせる箇所といった製作の要領は理解していたため 
パソコン上でも同じ過程でスカートを作成できることに 
とてもワクワクしました。 


シミュレーションモードでは自分のマウスで生地の広がりやギャザーの寄せ具合を調節します。
 

製図ができたら素材や柄を決定します。 
素材によって広がり具合が変わっていたフィジカルスカートのように、 
デジタルでも生地によって広がり方や光沢が変化するところがとても興味深かったです。 

最新のAI技術を用いてオリジナルの柄も作成しました。 
プロンプトと呼ばれる命令文を書くことでAIが柄を自動生成します。 
参加者の個性が光る、楽しい時間でした。

生地の素材・柄を決定した後、最初に作ったポーズをしたモデルに 
服を着せて一回転する動画を作成しました。 

 参加者全ての作品を見比べると 
それぞれポーズや素材、背景色に個性が表れていました。 
「どんなプロンプトからこの柄になったの?」 
「こういうエレガントな雰囲気が好きなんだね!」 
といった感想を互いに伝え合う様子など、 
参加者同士での学びあいが見られたことも印象深かったです。

ワークショップを通して 
今回のワークショップでアナログ・デジタルの両方での 
スカート製作を通して、ファッションへの理解が深まっただけでなく 
年齢や国籍を超えてファッションの世界に興味のある仲間と 
一緒に学ぶ機会を得ることができました。 
また、アナログでの製作とデジタルでの製作をどちらも経験することによって 
よりデジタルファッションを身近に感じられました。

キーワード:#エスモード・東京校 #esmodtokyo #サマーフェスティバル #オープンキャンパス #サークルスカート #デジタルファッション #モデリズム #3DCLO #ファッションインターナショナルスクール #ファッションスクール 


今回の担当講師 
土岐幸子先生 2年生モデリズム講師 
中村貴子先生 2年生モデリズム・メタウェア講師 


次回のオープンキャンパスは
9月14日「無駄のないワンピースを作ろう〜ZERO WASTE PATTERN」
初心者から参加OK!衣類を作る際には、どうしても生地のはぎれやゴミが出てしまいます。
今回は生地の無駄を最小限に抑えるパターン作成「ゼロウェーストパターン」をコンセプトに、
環境に優しく、資源の効率的な使用を考えたワンピースを作ります。
お楽しみに!


ライターのプロフィール
Maika 
ESMOD TOKYOでインターンをする大学2年生。 
ファッション系学生団体「Keio Fashion Creator」を通じ、エスモードで服作りを学びはじめて2年目。 
エスモードの魅力は、「講師の方々と生徒の距離の近さ」にあると感じています。


 

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