パタンナーの有名人にはどんな人がいる?代表的な例を紹介
これからパタンナーを目指す人にとって、パタンナーとして活躍している有名な先輩は憧れの的ですよね。
パタンナーで有名になっている人の中には、どんな先輩がいらっしゃるのでしょうか?
パタンナーの有名人の例や、パタンナーとして有名になるために必要なスキルについて、解説します。
目次
パタンナーの仕事内容とは
パタンナーの仕事とは、デザイナーが描いたデザイン画を基に服のパターンを制作することです。
平面製図や立体裁断で形出しをし、デザイナーと共にトワルチェックをします。
その後、パターン修正をし、ファーストサンプルの縫製を工場へ依頼する為、縫製仕様書の作成をします。
サンプルチェック後、量産へ向けて、工業用パターンと縫製仕様書を作成し、工場へ依頼します。店頭へ並ぶ前の商品に問題がないかチェックする場合もあります。
パタンナーで有名人になった人の例
パタンナーという職業で有名人になった人には、どういった方がいらっしゃるのでしょうか。
代表的な先輩方をご紹介しましょう。
新家 哲哉さん
1人目は、新家 哲哉(しんけ てつや)さんです。
1981年、三重県生まれの新家さんは、ファッション専門の学校、ESMOD JAPON(エスモードジャポン)を卒業。
2003年から2012年にかけて、高級既製服ブランドのCOMME des GARÇONS(コムデギャルソン)にて、パタンナーを務めました。
その後、自分たちの手で生み出す服だからこそ“誰かの一着になるところまで見届けたい“という願いから、着る人と作り手が一着に対する想いを共有出来る服作りを目指し、2013年には、株式会社mutin設立を立ち上げました。
また、複数の国内ブランドの外注パタンナーとしても活動中です。
公式サイト http://www.mutin.jp
草刈 秀一郎さん
2人目は、草刈 秀一郎(くさかり しゅういちろう)さん。
ESMOD JAPONを卒業後、イッセイミヤケにパタンナーとして就職しました。
イッセイミヤケ退職後、舞台衣装製作で独立し、映画や舞台、CMの衣装などを手掛け、ナカザトユイマさんのコレクションのパタンナーも行っています。
舞台衣装製作では、パターンから縫製までを行っており、そこまでトータルでこなす人はなかなかいません。
この仕事は総合芸術的であり、素材対応力、体型補正、仕様、耐久性が大事になってきます。
イッセイミヤケで働いていた頃は、必ず仮縫いがあり、体型補正を学んだので、その経験が舞台衣装製作に活かされていると、草刈さんは語っています。
森部 有貴さん
3人目は、パターン研究科/Pettern Researcherのパタンナー、森部 有貴(もりべ ゆうき)さん。
1986年生まれの彼は大学卒業後、ESMOD JAPONへ進学。
ミリタリーウェアの機能美に魅了され、古着収集(コレクト)を始めました。
作り手として、服のルーツを紐解き、デザイン・設計の観点から研究成果を記録していく活動をスタートしています。
Instagram: @patterners_life
パタンナーの有名人になるために必要なスキル
パターンが作れる・縫製ができるだけではデザイナーの思いを読み解くことが出来ません。
デザインとパターンの両方の勉強をする必要があります。
デザインを読み解く力、素材に対する知識、デザイナーの提案に対して柔軟な対応、どんなデザインも形にできる技術力、縫製工程を考える力、コミュニケーション能力が必要です。
高いパターン技術
パタンナーの仕事は、デザイン画を元に形を作るだけではありません。
MD、デザイナー、生産管理、縫製工場とコミュニケーションを取り、生産数やコストを考え、その服がどのように縫われて完成するのかという縫製工程も踏まえてパターンを作成します。
デザイナーの思いを形にするのはもちろんのこと、パタンナーとして、縫製細部の提案や、コスト削減する為のパターン制作などが求められるため、柔軟で高いパターン技術が必要です。
CADを早く、正確に扱う能力
現在、アパレル企業では、CADによるパターンメイキングが主流です。
制作したパターンは、次の工程先へメールで簡単に送ることが出来るので、輸送費や配送時間に短縮になります。
パターンが正確に作られていないと、グレーダー、マーカー、縫製工場が生産に向けて進めていくすべての工程を修正しなくてはいけません。
パタンナーは、服が完成するまでに関わる全ての人の仕事も踏まえて考える力が必要です。
流行を捉えるセンス
パタンナーは基本的な形のパターンが作れればいいのではなく、ブランドのイメージに加えて、流行をとらえるセンスが必要です。
シンプルなシャツを毎年作っていても、丈、身幅、袖巾、衿の大きさ、首へのフィット感等、流行によって常に変化しています。
その変化をとらえ、ブランドイメージを踏まえ、ターゲットが求めている形を作る力が必要です。
コミュニケーション能力
1着の服ができるまでには、服作りに関わるすべての人がコミュニケーションを取って仕事を行います。
パタンナーとして、デザイン画を読み取り、デザイナーの提案もすぐに理解できる理解力と、すぐに形にできる技術力を通して、お互いのコミュニケーション能力を高め、ブランドを発展させていきます。
取引先との商談に立ち会う機会もある為、パタンナーとして、またブランドの一員としての意見を明確に述べる能力も必要です。
まとめ
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