マーチャンダイザーの仕事とは

マーチャンバイザーの仕事をこなす人々

マーチャンダイザーとは、アパレル商品の企画や流通経路、さらには商品のプロモーションなど、ファッション業界を目指す人なら誰もが耳にしたことがある職業です。
しかしマーチャンダイザーの仕事について、いまいちイメージがつかないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、マーチャンダイザーはどのような仕事をしているのかをテーマにお話ししていきたいと思います。

マーチャンダイザーの基本的な仕事

マーチャンダイザーの仕事は、ファッション業界の中でもとても幅が広いと言われている仕事です。仕事を大きく分けると、日々行う仕事とある時に行う仕事とあり、いずれもマーチャンダイザーにとって欠かせないものです。
では、マーチャンダイザーの仕事を一つ一つ見ていきましょう。

日々行う仕事

まずは日々行っている仕事についてです。

市場や売上調査

1つ目は市場や売上調査です。
マーチャンダイザーとは、常に売れる商品とはどのようなものなのかを考えており、市場や売上調査はもっともも欠かせない仕事として挙げられます。
そのため店舗ごとの売上でどのような商品が売れているのか、さらには百貨店などさまざまな店舗に足を伸ばし、市場の動向を探っていきます。
そして得たデータを分析していき、消費者がどのようなものを求めているのか、さらには先々求める商品は何かを把握していき、どのような商品を開発していくのかを考えていきます。

計画管理

2つ目は計画を管理していくことです。
アパレルの製品は自社ブランドで商品を生産、もしくは計画に沿った商品をバイヤーが仕入れてくる場合などさまざまなケースがあります。
さらに、コレクションの商品が完成するまでの工程の管理を行いながら、商品の販売戦略を練っていき、販売計画を立ててきます。
そのため、ファッション業界の開発から販売までの計画を管理しながらも、途中で発生した問題点や各部門との仲介、さらに工場や仕入先などの交渉などを行っていきます。

プロモーション活動

撮影をしている女性3つ目はプロモーション活動です。
計画管理の項目でもお話しした商品の販売戦略の一環として行うものがプロモーション活動です。
プロモーション活動は看板やチラシ、ホームページやSNSなどの顧客に対して行う店舗外に対するものと、来店した顧客に対して実演販売やPOPなどで商品の魅力をつたえ、購入を促していく店舗内に対して行うものの2つに分けられます。
いずれのプロモーションを使い分け、一人でも多くの顧客の人々の手に取ってもらい、売上へとつないでいくように調整していくこともマーチャンダイザーの仕事です。

ある時に行う仕事

そしてある時に行っている仕事について、お話ししていきます。

展示会やレセプションへの出席

ある時に行う仕事は展示会やレセプションへの出席です。
ファッション業界の同業他社、さらには多ジャンルの展示会やレセプションへの出席もマーチャンダイザーにとっては大切な仕事です。
出席した業界内の人々とのつながりを深めながらも、他社ブランドはどのような展開を行っているのか、さらにどのような展開を今後見せていくのかを調査するという、市場調査も兼ねています。
生地や装飾品などの展示会だったら、今後使用したいといったような交渉なども行っていきます。

以上を見ていくと、マーチャンダイザーは新しい商品を作り出せるように調査などで数字に追われながら、さまざまなトレンドを追っている職業であることがわかります。
それでは次に、マーチャンダイザーとして働くためにはどのような人が向いているのかをチェックしていきましょう。

マーチャンダイザーの仕事に向いている人

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高い女性まずはコミュニケーション能力が高い人です。
マーチャンダイザーは商品の開発から販売まで携わる職業あるため、営業スタッフやファッションデザイナーをはじめとする社内の人だけではなく、社外の人など多くの人と連携しながら進めていきます。
マーチャンダイザーのコミュニケーション能力が自社商品の売上を左右するといっても過言ではありません。
そのため、多くの人々を巻き込み、引っ張っていけるようなコミュニケーション能力を備えていけるようにすると良いでしょう。

数字や分析に抵抗がない人

次は数字や分析することに対して抵抗がない人です。
先ほど仕事の内容で紹介したように、マーチャンダイザーは市場の調査や販売計画を行いながら、商品開発をしていくため、日々分析を進めていきます。
そのため、どのようは規模の市場で販売実績を残していける商品であるのかを計画するために、商品価格や数、市場の規模、原価など多くの数字を見ていきます。
数字を扱っていくことや、その数字から必要な情報を分析し、洞察する力を身についている、もしくは学ぶ姿勢があれば理系の人だけではなく、文系の人でもマーチャンダイザーを目指すことができるでしょう。

まとめ

マーチャンダイザーは多くの人と関わりながらも、新しい商品を開発するためにさまざまなトレンドをチェック、数字を分析していくという多忙を極めています。
そして新しいものを作り出し続けるファッション業界でに欠かせない仕事です。
多くのトレンドを取り入れ、新しい商品を開発できるマーチャンダイザーになるために、ファッション関連の専門学校や、大学や短大に足を踏み込んでみてはいかがでしょう。

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