本革が魅力のイルビゾンテのコンセプトと歴史
現在、世界中で愛用者を増やし続けているイルビゾンテ。
その人気は奇抜さのないベーシックなデザインベースは使う人を選ばず、良質な素材を使用していることで高い耐久性による魅力が理由とされています。
評判が広がるに従い注文数も増大し、イタリアの有名ホテル「プリンチペ」に商品を置いたことをきっかけに世界に士業を展開しました。
現在では各国主要都市に店舗があり、愛用者が増えています。
しかし何故、イルビゾンテの製品はこんなにも愛されるようになったのでしょうか。
今回はイルビゾンテのコンセプトと歴史について見ていきましょう。
目次
イルビゾンテとは
イルビゾンテはイタリアの皮革製品ブランドで、バッファローのマークが特徴的なブランドです。
このバッファローのマークはイルビゾンテ創業者ワニー・ディ・フィリッポがデザインしたものです。
バッファローのマークは、ワニーがこの動物の持つ力強く誇り高いイメージを、ブランドに取り入れようとしたことが理由で使用されています。
イルビゾンテのコンセプト
創始者ワニーの言葉である「雨がふればどちらも濡れ、晴れればどちらも日にあたり、あなたが日焼けすれば、バッグも日に焼けます。あなたのイルビゾンテはあなたの一部になります。」をブランドのコンセプトとしています。
イルビゾンテの製品は、質の良い革が使われているので、使用するごとに味が出てくるのも特徴。
持つ人が使えば使うほど、それに合わせて製品も変化していくところが、多くの使用者に愛される理由です。
日本におけるイルビゾンテ
イルビゾンテは日本でも百貨店やオンラインショップを展開しています。
イタリア製の良質なナチュラルレザーを使用し、職人によるハンドメイドで制作されているイルビゾンテは、使い込めば使い込むほど素材の味が増していくのが大きな魅力です。
その所有者の個性が反映される特性は、性別を問わず世界中に多くのファンが存在します。
日本での知名度はそれほど高いわけではありませんが、若い世代を筆頭にファッションへの関心が高い人からはハンドメイドであることや、その質の高さから、大きな注目を集めているブランドです。
イルビゾンテの歴史
1945年にベネチアの近くで生まれたワニーは、妻ナディアの親戚のバッグ工場で技術を学びます。
バッグにユニークなデザインをし、先述した理由でバッファローのマークをつけました。
1970年にフィレンツェの高級商店街のパリオーネ通りにワニーと妻のナディアは革製品の店を出して、注文に応じて地下室でバッグやベルトを製作して売り出したのがイルビゾンテの始まりです。
1990にはその店が拡大し、現在では本拠地フィレンツェをはじめとし、各国主要都市にショップを持つまでに成長しました。
多くはありませんが日本でも事業展開しており、有名百貨店等に出店しています。
イルビゾンテの主なラインナップ
イルビゾンテの歴史がわかったところで、イルビゾンテの主なラインナップを見ていきましょう。
人気の商品にはどのような特徴があるのでしょうか。
ウォレット
男性にも女性にも愛されているイルビゾンテの財布は「美しいヌメ革」と「シンプルなデザイン」が大きな特徴です。
特にデザインに関しては、創始者でありブランドデザイナーも務めているワニーの「シンプルで実用的、長期間使用できること」というデザイン論を忠実にデザインされています。
中でも男性から人気を集めているのが長財布で大人な男性を演出するのにはもってこいの商品です。
イルビゾンテはカジュアル色が強いのですが、スマートな長財布を選択すればビジネスの場でも使用できます。
その他、男女から広い支持を集めているのがミドルフラップ財布で、シンプルなオシャレさを追求したデザインであり、収納も便利なことで人気のある商品となっています。
長い間使用することができ、さらに使えば使うほど深みや味わいが増していくイルビゾンテの財布は使用者と共にあることを願う創業者の意思が伝わってくる一品です。
レザーバッグ
イルビゾンテの商品を購入している年齢層は、20代〜30代の若者が中心といったイメージです。
ただ、同じような商品を展開している若者向けのブランドと比較すると、価格帯は少々高めに設定されています。
そのため、レザーバッグともなると少しばかり価格も高くなりますが、だからこそ多くの人の憧れ的な存在感すら放つことができています。
財布同様にヌメ革が使用されているため、使えば使うほどそのエイジングが楽しめます。
人々に愛されるブランドをコンセプトから作りたいなら
人々に愛されるブランドをコンセプトから作りたいなら、イルビゾンテ創業者ワニーのように使用者がどうしたら喜んで長く使ってくれるかを考えるのが大切です。
使ってくれる人が喜ぶコンセプトやデザインが人気のブランドには欠かせません。
ファッションについてもっと詳しく知りたい場合には、ファッションの専門の学校であるエスモードジャポンで学ぶのがおすすめです。
ファッションのコンセプトの考え方や、基礎知識を身につけることができます。
ぜひ、検討してみてくださいね。
まとめ
イルビゾンテのコンセプトと歴史についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
イルビゾンテは使用者によって変化していくエイジングと質の高い素材が売りのブランドでした。
イルビゾンテのようにコンセプトをしっかりと練って世界に通用するブランドを作りあげましょう。
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