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ジュリアン・ロバーツ氏が来校!!サブトラクション・カッティングを学ぶ!
8/1に東京校では、イギリス出身のデザイナー・大学教授のJulian Roberts(ジュリアン・ロバーツ)氏をお招きして特別セミナーを開催しました!
“サブトラクション・カッティング(Subtraction-Cutting)”とは?
ジュリアン・ロバーツ氏によって、1998年から数々の大学で教えられている実験的手法のこと。
多くの服は平面パターンや立体裁断で製作されますが、「引き算カット」と呼ばれるこのパターンカット技法は、パターンとデザインを同時進行するデザインアプローチです。
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You-tubeはこちら
実はエスモードにはこの手法を用い卒業コレクションのルックを作成した方がいます。今年3月に東京校を卒業した井口香織さんです。(HPはこちら)
なんと今回、ジュリアン氏のアシスタントとして、一緒に来校してくれました!
今回のセミナーでは“サブトラクション・カッティング”の考え方や方法を、デモンストレーションを交えながら教えてくださいました!
学生時代に教科書を使った服作りに面白みを感じなかったジュリアン氏は、新たな方法で服作りをスタートしようと試みたそうです。
人は歩いたり座ったりするもの。立ったまま、前から見た姿での服作りに疑問を抱き、バードアイという俯瞰した視点を取り入れた服作りを始めました。
簡単に早く作れてどんなものが生まれるかわからない、とても実験的なテクニックで、表現したいと感じたことを、直接表現できるのが大きな魅力とお話し下さいました。
身長の約2倍ほどの丈をパタパタと山折り谷折りで折っていき、穴どうしを縫い合わせていく方法や、大きな□(四角形)の布に前身ごろと後ろ身ごろが出来るようにカットし、穴をあけ縫い合わせていく方法などの、驚くような手法も教えてくださったんですよ!!
実はジュリアン氏が生み出したこの手法は、ウェブサイトからPDFでダウンロードすることが出来ます。
シェアすることで世界中の様々なところで使われ、繋がることが出来るのがとても面白い!とお話してくださいました。
どんな服が出来るかわからないこの手法なので、毎回videoを作成して記録しているそうです。(是非チェックしてくださいね!)
最後に、今日持ってきていたワンピースを使ってデモンストレーションしてくださいました!!!
井口さんに着用してもらい、着ている状態から穴縫い合わせている穴の部分を解いていきます!このワンピースはどんな穴が空いているのでしょうか。みんな興味津々で見ています。
この時のvideoがジュリアン氏のfacebookで公開中です!こちらから是非ご覧ください!
服を作るプロセスにもデザインがあり、必ずしも最初にデザインがあるわけではないことを教えてくださったジュリアン氏。
最後に、「パターンが弱みだと思っていたけど、それが自分の強みになる糸口になってくれた。弱みは悪いことではなく、他と違った視点を持っているということ。“サブトラクション・カッティング”も自分らしくアレンジして、まずはやってみて!」
とメッセージをいただきました!
今回のセミナーでは授業とは違う、ファッションの新しい視点を知ることが出来ました。
エスモード生はこのセミナーを受け、どのように作品制作につなげていくのか、今後が楽しみです!
ジュリアンさん、井口さん、本当にありがとうございました!
※井口さんの作品を、現在エスモード東京校のエントランスにて展示中です。是非本物をご覧ください!
☆ご予約は、こちらから受付中です!