独学でマーチャンダイザーを目指す方法
マーチャンダイザーは一見、ファッションデザイナーのように特別な技術が必要なく、未経験でも挑戦しやすそうなイメージがあるかもしれません。
しかしマーチャンダイザーの仕事は、市場分析・計画管理・プロモーションなど幅広く、ファッション業界の総合的な知識が必要とされます。
今回は独学でマーチャンダイザーを目指すために、勉強すべきことや経験すべきことについてご紹介します。
目次
特別な資格はいらない
独学といえば、まず資格取得の勉強が思いつくのではないでしょうか。
マーチャンダイザーになるために必須の資格はありませんが、仕事に役立てられるものもあります。
たとえば、次の2つが挙げられます。
ファッションビジネス能力検定試験
基本的なビジネスマナーに加え、ファッション・マーケティング・流通に関する知識が問われます。
マーチャンダイザーは社外とのやり取りが多く、ファッションに関して幅広い知見が求められるので、ファッションビジネス能力検定試験の勉強は有効です。
販売士
販売員の知識はマーチャンダイザーの仕事に役立ちます。
後で詳しくご説明しますが、販売員からスキルアップしてマーチャンダイザーになることも可能です。
級が上がるほど、商品や流通、経営など、マーチャンダイザーの仕事に通じる基礎知識を身につけることができます。
マーチャンダイザーになるために学ぶべきこと
マーチャンダイザーに必須の資格はありませんが、求められる知識はとても幅広いです。
ここからは、マーチャンダイザーになるために学ぶべきことをご紹介していきます。
独学では、専門書を買って勉強する方法があります。
ただしその場合、膨大な専門書の中から良い本を探さなければいけない、聞き慣れない専門用語を自力で理解しながら勉強しなければならない、といった苦労があることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
マーケティング
マーチャンダイザーの主な仕事の1つとして、市場調査が挙げられます。
この市場調査に必要なのがマーケティングです。
マーチャンダイザーは「誰がどんな商品を買うのか」「ターゲットはどんなファッションを求めるのか」など、マーケティングを活かしニーズを的確に把握して、商品を売る計画を立てます。
トレンド分析
ファッションの流行は移り変わりが早く、年々変化します。
商品計画を行うマーチャンダイザーにとって、トレンドを分析して売れる商品を予測することはとても重要です。
トレンド分析の手法はたくさんありますが、どの手法がベストということはなく、ケースによって使い分ける必要があります。
デザインや素材に関する知識
マーチャンダイザーは、市場調査やトレンド分析を元に、デザイナーと一緒に商品企画を行います。
デザイナーと打ち合わせをするためには、デザインや素材の基本的な知識も求められます。
ただしデザイナーほどの詳しい知識は必要ないので、独学の場合そもそも何をどこまで勉強すべきか見極めるのが難しいです。
語学力
ブランドにもよりますが、ファッション業界のマーチャンダイザーは海外とやり取りする機会が多いです。
海外の工場とやり取りしたり、ターゲットを海外まで広げたり、また海外のトレンド情報を仕入れたりと、語学力が求められる場面は多いでしょう。
英語はもちろんのこと、中国語などアジア圏の語学も身につけることで、さらに仕事の幅が広がります。
販売員としての経験もあると良い
独学で知識を身につけることも重要ですが、まずは販売員として働いて経験を積むのも良いでしょう。
店舗で働くと、どんな顧客がどんな商品を買うのかという市場の動きを直接確かめることができ、その経験がマーチャンダイザーの仕事に役立ちます。
また、販売員からのキャリアアップでマーチャンダイザーになるというケースもありますが、そもそも店舗と本社が別部門の企業もあるので、販売員からマーチャンダイザーをめざす場合はキャリアパスをしっかり立ててからの方が良いでしょう。
先にご紹介した販売士の資格があると、マーケティングの感覚を持って接客ができます。
優秀なマーチャンダイザーをめざすためにも、販売士の資格は早めに取得することをおすすめします。
マーチャンダイザーになるには総合的なスキルが必要
マーチャンダイザーになるためには、ファッションビジネスやデザインなど、総合的なスキルが必要です。
また、分析から企画まで担当するマーチャンダイザーは、商品の売り上げを大きく左右する立場にあり、ブランドの司令塔とも言える立場にあります。
そのため、求められるスキルのレベルは高いです。
独学でマーチャンダイザーを目指すには、勉強することが非常に多いということを理解しておくと良いでしょう。
まとめ
独学でマーチャンダイザーをめざすのは難しく、その理由として学ぶことの幅広さが挙げられます。
さらにマーチャンダイザーは、作品を見せるなど視覚的にスキルをアピールすることが難しいので、学歴や経歴が重要視されます。
マーチャンダイザーとしてスキルをアピールするには、やはり独学で学ぶよりも、専門の教育機関できちんとファッションについて学んだという経歴が有利になります。
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